ノートパソコンの電源が入らない原因と対処法15選

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  1. ノートパソコンの電源が入らないときに最初に確認すべきこと
  2. 【対処法1〜5】電源が完全に入らないときの基本対処
    1. 対処法1:ACアダプターと電源ケーブルの接続を確認する
    2. 対処法2:放電処理を行う
    3. 対処法3:バッテリーの状態を確認する
    4. 対処法4:別のACアダプターで充電を試す
    5. 対処法5:外部モニターに接続して画面出力を確認する
  3. 【対処法6〜10】中級者向けのトラブルシューティング
    1. 対処法6:メモリの抜き差しを試す
    2. 対処法7:CMOSバッテリーのリセット
    3. 対処法8:BIOSの初期化を試す
    4. 対処法9:セーフモードでの起動を試す
    5. 対処法10:スタートアップ修復を実行する
  4. 【対処法11〜15】それでも解決しない場合の上級対処法
    1. 対処法11:Windows回復ドライブからの起動
    2. 対処法12:ハードディスク(HDD/SSD)の状態を確認する
    3. 対処法13:マザーボードの故障を疑う
    4. 対処法14:電源ボタン自体の故障を確認する
    5. 対処法15:過熱による保護機能の作動を確認する
  5. ノートパソコンの電源が入らない原因を症状別に整理
  6. 修理に出す前に知っておきたい判断基準
    1. 保証期間内かどうかを確認する
    2. データのバックアップについて
    3. 修理費用と買い替えの比較
  7. 日頃からできるノートパソコンの電源トラブル予防策
    1. 定期的なバックアップの実施
    2. 適切な使用環境の維持
    3. バッテリーの適切な管理
    4. Windows Updateの適切な管理
    5. 定期的な清掃
  8. IT業界のプロが教える現場で役立つ豆知識
    1. 静電気が原因のトラブルは冬場に急増する
    2. USB機器の接続が原因で起動しないケースがある
    3. Windows 11へのアップグレード後のトラブル
  9. まとめ:ノートパソコンの電源が入らないときは慌てず順番に対処しよう
  10. よくある質問(FAQ)
    1. ノートパソコンの電源が入らないとき、最初に何をすべきですか?
    2. ノートパソコンの電源ランプは点くのに画面が真っ暗なのはなぜですか?
    3. ノートパソコンのバッテリーが膨張しています。そのまま使っても大丈夫ですか?
    4. ノートパソコンの修理費用はどのくらいかかりますか?
    5. ノートパソコンの電源トラブルを予防する方法はありますか?
    6. 放電処理をしても電源が入らない場合はどうすればいいですか?
    7. 電源が入らないノートパソコンからデータを取り出す方法はありますか?

ノートパソコンの電源が入らないときに最初に確認すべきこと

「さっきまで普通に使えていたノートパソコンが、突然電源が入らなくなった」。そんな経験はありませんか。仕事の大事なデータが入っているのに起動しないと、焦りや不安で頭が真っ白になりますよね。

ノートパソコンの電源が入らない原因は、実はさまざまです。単純な電力不足から、ハードウェアの深刻な故障まで、考えられる要因は多岐にわたります。しかし、原因の約7割は自分で対処できるレベルのトラブルだといわれています。

この記事では、IT業界で長年サポート経験を積んだ視点から、ノートパソコンの電源が入らないときの原因と具体的な対処法を15個厳選してご紹介します。難しい専門知識がなくても、順番に試していくだけで解決できるケースがほとんどです。慌てず一つずつ確認していきましょう。

まずは、電源ボタンを押したときの「症状」を正確に把握することが重要です。症状によって原因の切り分けができるため、修理に出す際にもスムーズに対応してもらえます。以下の3パターンのうち、どれに当てはまるかを確認してください。

  • 完全に無反応:電源ボタンを押してもランプもつかず、ファンの音もしない
  • ランプは点灯するが画面が映らない:電源ランプや充電ランプは光るが、画面が真っ暗なまま
  • ロゴが表示された後にフリーズまたは再起動を繰り返す:メーカーロゴまでは表示されるが、その先に進まない

この3パターンを把握したうえで、以下の対処法を順番に試していきましょう。

【対処法1〜5】電源が完全に入らないときの基本対処

対処法1:ACアダプターと電源ケーブルの接続を確認する

最も基本的ですが、意外と見落としがちなポイントです。ACアダプター(充電器)がコンセントとノートパソコンの両方にしっかり挿さっているかを確認しましょう。

特に確認すべきポイントは以下の通りです。

  • コンセント側のプラグがしっかり挿さっているか
  • ACアダプター本体とケーブルの接続部分が緩んでいないか
  • ノートパソコン側の差し込み口にホコリや異物が詰まっていないか
  • USB-C充電対応モデルの場合、正しいポートに接続しているか

ACアダプターのランプが点灯しているかも確認してください。ランプが消えている場合は、ACアダプター自体が故障している可能性があります。別のコンセントに差し替えてみて、それでもランプが点かなければアダプターの交換を検討しましょう。

対処法2:放電処理を行う

ノートパソコンの電源が入らないときに、最も効果的な対処法の一つが「放電」です。パソコン内部に不要な電気(残留電荷)が溜まると、正常に起動できなくなることがあります。

放電の手順は以下の通りです。

  1. ノートパソコンからACアダプターを取り外す
  2. バッテリーが取り外せるモデルの場合はバッテリーを取り外す
  3. USBメモリ、外付けHDD、マウスなど、すべての周辺機器を取り外す
  4. 電源ボタンを15〜30秒間長押しする
  5. そのまま5〜10分間放置する
  6. バッテリーを戻し、ACアダプターを接続して電源を入れる

バッテリーが内蔵型で取り外せないモデルの場合は、ACアダプターと周辺機器を外した状態で電源ボタンを30秒間長押しするだけでも効果があります。この方法だけで電源トラブルの約3割が解決するといわれているため、必ず最初に試してください。

対処法3:バッテリーの状態を確認する

バッテリーの劣化や完全放電が原因で、電源が入らないケースも非常に多いです。リチウムイオンバッテリーの寿命は一般的に2〜4年程度(充放電回数で300〜500回程度)といわれています。

以下の症状がある場合は、バッテリーの劣化が疑われます。

  • ACアダプターを接続しているのに充電ランプが点灯しない
  • 充電ランプが点滅を繰り返す
  • 最近、バッテリーの持ち時間が極端に短くなっていた
  • バッテリーが膨張している(パソコン底面が膨らんでいる)

バッテリーが膨張している場合は、使用を直ちに中止してください。発火や破裂の危険があるため、メーカーのサポートセンターや専門業者に相談しましょう。

完全放電の場合は、ACアダプターを接続して30分〜1時間ほど充電してから電源を入れてみてください。すぐには反応しなくても、しばらく充電することで復活するケースがあります。

対処法4:別のACアダプターで充電を試す

ACアダプター自体の故障は、見た目では判断しにくいものです。ケーブル内部の断線や、アダプター内部の回路故障は外見からはわかりません。

可能であれば、同じメーカー・同じ型番のACアダプターを借りて充電を試してみましょう。USB-C充電に対応したモデルであれば、USB PD対応の汎用充電器でも代用できます。ただし、ワット数(W)がパソコンの要求仕様を満たしているか必ず確認してください。一般的なノートパソコンでは45W〜65Wが必要です。

対処法5:外部モニターに接続して画面出力を確認する

電源ランプは点灯するのに画面が真っ暗な場合、液晶ディスプレイやバックライトの故障が原因かもしれません。パソコン自体は起動しているのに、画面だけが映っていない可能性があります。

確認方法は簡単です。HDMIケーブルやUSB-Cケーブルで外部モニターやテレビに接続してみてください。外部モニターに画面が映れば、ノートパソコンの液晶部分に問題があると判断できます。

外部モニターにも何も映らない場合は、ディスプレイ以外の部分に原因がある可能性が高いです。次の対処法に進みましょう。

【対処法6〜10】中級者向けのトラブルシューティング

対処法6:メモリの抜き差しを試す

デスクトップPCと違い、ノートパソコンのメモリ交換は少しハードルが高いかもしれません。しかし、メモリの接触不良は電源が入らない原因として意外と多いものです。

自分でメモリにアクセスできるモデルの場合は、以下の手順を試してください。

  1. パソコンの電源を切り、ACアダプターとバッテリーを取り外す
  2. 背面のメモリスロットカバーのネジを外す
  3. メモリの両端にあるクリップを左右に広げ、メモリを取り外す
  4. メモリの端子部分(金色の部分)を柔らかい布や消しゴムで軽く拭く
  5. メモリをしっかりとスロットに差し込み、クリップで固定する
  6. カバーを戻し、電源を入れてみる

注意点として、静電気対策は必ず行ってください。作業前に金属に触れて体の静電気を逃がしましょう。メモリの端子部分は直接指で触らないように気をつけてください。

なお、最近の薄型ノートパソコンはメモリがマザーボードに直接はんだ付けされているモデルも増えています。その場合は自分での対応は難しいため、専門業者に依頼しましょう。

対処法7:CMOSバッテリーのリセット

CMOSバッテリーとは、パソコン内部にある小さなボタン型電池のことです。BIOS(パソコンの基本設定を管理するプログラム)の設定情報や日時情報を保持する役割があります。

このCMOSバッテリーが消耗すると、BIOS設定が初期化され、起動できなくなることがあります。購入から5年以上経過しているノートパソコンでは、CMOSバッテリーの消耗を疑ってみてください。

CMOSバッテリーのリセット手順は以下の通りです。

  1. ACアダプターとバッテリーを取り外す
  2. 背面カバーを開けてCMOSバッテリー(CR2032等の小さなボタン電池)を見つける
  3. CMOSバッテリーを取り外し、1分ほど待つ
  4. CMOSバッテリーを戻す(または新しい電池に交換する)
  5. カバーを閉じ、ACアダプターを接続して電源を入れる

BIOS設定がリセットされるため、起動後に日時設定などが初期化される場合がありますが、これは正常な動作です。

対処法8:BIOSの初期化を試す

BIOS設定が何らかの原因で破損すると、ノートパソコンが起動しなくなることがあります。特に、BIOS更新中に電源が落ちた場合などに起こりやすいトラブルです。

多くのメーカーでは、特定のキー操作でBIOSをリセットできる機能を搭載しています。

メーカー BIOS起動キー 備考
Lenovo F1またはF2 Novoボタン搭載モデルもあり
HP F10 ESCキーでメニュー表示
Dell F2 F12でブートメニュー
ASUS F2 電源ボタンと同時押し
東芝(Dynabook) F2 電源投入直後に連打
NEC F2 電源投入直後に連打
富士通 F2 サポートボタン搭載モデルもあり

電源ボタンを押した直後に該当するキーを連打してください。BIOS画面が表示されたら、「Load Setup Defaults」や「Load Optimized Defaults」を選択してデフォルト設定に戻しましょう。

対処法9:セーフモードでの起動を試す

メーカーロゴが表示された後にフリーズする場合は、Windowsのシステムファイルやドライバーに問題がある可能性があります。セーフモード(最小限のドライバーとサービスだけで起動するモード)で起動できるか試してみましょう。

Windows 10/11でセーフモードを起動する方法は以下の通りです。

  1. 電源ボタンを長押しして強制終了する
  2. 電源を入れ、メーカーロゴが表示されたら再度電源ボタンを長押しして強制終了する
  3. この操作を2〜3回繰り返す
  4. 自動修復画面(「PCを診断中」等の表示)が起動する
  5. 「詳細オプション」→「トラブルシューティング」→「詳細オプション」→「スタートアップ設定」→「再起動」の順に進む
  6. 数字キーの「4」または「5」を押してセーフモードで起動する

セーフモードで起動できた場合は、最近インストールしたソフトウェアやドライバーの削除、システムの復元などを試してみてください。

対処法10:スタートアップ修復を実行する

Windowsの起動に必要なファイルが破損している場合は、「スタートアップ修復」機能で自動修復できる場合があります。

手順はセーフモードの起動と途中まで同じです。自動修復画面から「詳細オプション」→「トラブルシューティング」→「詳細オプション」→「スタートアップ修復」を選択してください。

修復には数分〜数十分かかることがあります。途中で電源を切らないように注意してください。修復が完了すると自動的に再起動され、正常に起動できるようになる場合があります。

【対処法11〜15】それでも解決しない場合の上級対処法

対処法11:Windows回復ドライブからの起動

事前に回復ドライブ(USBメモリ)を作成してあれば、そこから起動してシステムの修復やリカバリを行えます。回復ドライブからの起動方法はメーカーによって異なりますが、一般的には起動時にF12キーを連打してブートメニューを表示し、USBドライブを選択します。

回復ドライブを作成していなかった場合は、別のパソコンでWindows 10/11のインストールメディアを作成する方法もあります。Microsoftの公式サイトから「メディア作成ツール」をダウンロードし、8GB以上のUSBメモリにインストールメディアを作成してください。

対処法12:ハードディスク(HDD/SSD)の状態を確認する

ストレージ(HDD/SSD)の故障が原因で起動しないケースもあります。特に、起動時に「Boot Device Not Found」「No Bootable Device」などのエラーメッセージが表示される場合は、ストレージの問題が疑われます。

HDDの場合、以下のような兆候があれば故障の可能性が高いです。

  • カチカチ、カリカリという異音がする
  • 起動時に長時間ディスクアクセスが続く
  • 以前からフリーズや動作の遅延が頻発していた

SSDの場合は異音がしないため、故障の判断が難しくなります。BIOS画面でストレージが認識されているかを確認することで、物理的な故障かどうかをある程度判断できます。

対処法13:マザーボードの故障を疑う

ここまでの対処法をすべて試しても解決しない場合は、マザーボード(メインボード)の故障が原因かもしれません。マザーボードはパソコンの心臓部ともいえる重要な基板で、CPUやメモリ、ストレージなど全ての部品をつなぐ役割を担っています。

マザーボードの故障が疑われる症状は以下の通りです。

  • 放電処理やバッテリー交換を試しても全く反応しない
  • 電源ボタンを押すと一瞬だけランプが点いてすぐ消える
  • 焦げた臭いがする
  • 液体をこぼした履歴がある

マザーボードの修理は個人では対応が難しいため、メーカーサポートまたは専門の修理業者に依頼する必要があります。修理費用は2万円〜8万円程度が相場で、機種や故障箇所によって大きく変わります。

対処法14:電源ボタン自体の故障を確認する

意外と見落とされがちですが、電源ボタン自体が物理的に壊れている可能性もあります。長年の使用で電源ボタンの接点が摩耗したり、内部の配線が断線したりすることがあります。

電源ボタンを押したときに、通常感じるはずの「カチッ」という手応えがない場合は、ボタンの物理的な故障が疑われます。この場合も修理業者への依頼が必要ですが、電源ボタンの修理費用は比較的安価で5,000円〜1万5,000円程度で済むことが多いです。

対処法15:過熱による保護機能の作動を確認する

ノートパソコンには、内部温度が上がりすぎると自動的に電源を切るサーマルシャットダウン機能が搭載されています。長時間の高負荷作業後に突然電源が切れ、その後電源が入らない場合は、この保護機能が作動している可能性があります。

この場合の対処法は以下の通りです。

  1. パソコンを涼しい場所に移動する
  2. 通気口がふさがれていないか確認する
  3. 30分〜1時間ほど放置して冷却する
  4. 冷却後に電源を入れてみる

頻繁にサーマルシャットダウンが起こる場合は、内部のファンにホコリが溜まっている可能性があります。エアダスター(圧縮空気スプレー)で通気口からホコリを吹き飛ばすだけでも改善することがあります。

ノートパソコンの電源が入らない原因を症状別に整理

ここまで紹介した対処法を、症状別に整理して一覧表にまとめました。自分の症状に合った対処法を効率的に見つけるために活用してください。

症状 考えられる原因 対応する対処法
完全に無反応 ACアダプター故障、バッテリー消耗、マザーボード故障 対処法1, 2, 3, 4, 13, 14
ランプは点くが画面が映らない 液晶故障、メモリ接触不良、GPU故障 対処法5, 6, 7
ロゴ表示後にフリーズ Windowsシステム破損、ドライバー不具合 対処法8, 9, 10, 11
エラーメッセージが表示される ストレージ故障、ブート設定異常 対処法8, 11, 12
起動後すぐに電源が落ちる 過熱、電源回路故障、バッテリー劣化 対処法2, 3, 15

修理に出す前に知っておきたい判断基準

自分で対処できる範囲を試しても解決しない場合は、修理に出すことを検討しましょう。しかし、修理に出す前にいくつか確認しておくべきポイントがあります。

保証期間内かどうかを確認する

メーカー保証は一般的に購入から1年間です。延長保証に加入している場合は3〜5年の場合もあります。保証期間内であれば無償修理が受けられることが多いので、購入時のレシートや保証書を確認しましょう。

データのバックアップについて

修理に出すと、ストレージが初期化される可能性があります。電源が入らない状態ではバックアップが取れないため、重要なデータがある場合は、データ復旧サービスの利用も検討してください。データ復旧の費用は軽度の障害で3万円〜10万円程度、重度の障害では20万円以上かかることもあります。

修理費用と買い替えの比較

修理費用が高額になる場合は、新しいパソコンに買い替えた方が経済的なこともあります。一般的な目安として、修理費用がパソコンの購入価格の50%を超える場合は買い替えを検討することをおすすめします。

特に購入から5年以上経過しているパソコンの場合は、修理しても他の部品が次々と故障する可能性があります。パフォーマンスの面でも新しいモデルの方が大幅に優れているため、長い目で見れば買い替えの方がお得です。

日頃からできるノートパソコンの電源トラブル予防策

電源トラブルは突然発生するため、日頃からの予防が非常に重要です。以下の予防策を実践することで、電源が入らないトラブルのリスクを大幅に減らせます。

定期的なバックアップの実施

最も重要な予防策は、定期的なデータバックアップです。Windowsの場合は「バックアップと復元」機能や、OneDriveなどのクラウドストレージを活用しましょう。週に1回はバックアップを取る習慣をつけることをおすすめします。

適切な使用環境の維持

  • 布団やクッションの上で使わない(通気口がふさがり過熱の原因になる)
  • 直射日光が当たる場所を避ける
  • 湿度の高い場所での使用を控える
  • 飲食物をパソコンの近くに置かない

バッテリーの適切な管理

バッテリーの寿命を延ばすためのポイントは以下の通りです。

  • 充電は20%〜80%の範囲で維持するのが理想的
  • 常にACアダプターを接続しっぱなしにしない
  • 高温環境での充電を避ける
  • メーカーが提供するバッテリー管理ソフトを活用する(Lenovo Vantage、HP Battery Healthなど)

Windows Updateの適切な管理

Windows Updateの途中で電源が切れると、システムファイルが破損して起動できなくなることがあります。アップデート中は必ずACアダプターを接続し、更新が完了するまで電源を切らないようにしましょう。

定期的な清掃

パソコン内部にホコリが溜まると、冷却性能が低下して過熱トラブルの原因になります。3〜6ヶ月に1回はエアダスターで通気口のホコリを除去しましょう。また、キーボードの隙間やポート類のホコリ除去も定期的に行ってください。

IT業界のプロが教える現場で役立つ豆知識

株式会社アイティークロスは名古屋市を拠点とするSES企業で、大手自動車メーカーや金融機関、官公庁など多様な業界にエンジニアを派遣しています。現場で活躍するエンジニアたちが実際に遭遇したパソコントラブルの経験から、いくつかの豆知識をご紹介します。

静電気が原因のトラブルは冬場に急増する

乾燥する冬場は静電気によるパソコントラブルが増加します。特にカーペットのある部屋でノートパソコンを使用している場合、体に帯電した静電気がパソコンに影響を与えることがあります。加湿器の使用や、パソコンに触れる前に金属に触れて放電する習慣をつけましょう。

USB機器の接続が原因で起動しないケースがある

USB接続の外付けHDDやUSBメモリが接続された状態だと、パソコンがそのデバイスから起動しようとして、正常に起動できない場合があります。起動時は不要なUSB機器をすべて取り外すことを覚えておいてください。これは特にBIOSのブート順序設定がUSBデバイス優先になっている場合に起こりやすいトラブルです。

Windows 11へのアップグレード後のトラブル

Windows 10からWindows 11にアップグレードした後、電源や起動に関するトラブルが発生することがあります。互換性のないドライバーや古いハードウェアが原因のケースが多いです。アップグレード前には必ずメーカーの対応状況を確認し、回復ドライブを作成してから実施しましょう。

こうしたトラブルシューティングのスキルは、IT業界で働くうえで非常に重要です。株式会社アイティークロスでは、未経験からITエンジニアを目指す方向けの充実した研修制度を用意しています。ハードウェアの基礎知識からプログラミング言語(Java、PHP、Python等)まで幅広くカバーしており、異業種からの転職者が全体の5割以上を占めています。IT技術に興味をお持ちの方は、ぜひキャリアの選択肢として検討してみてください。

まとめ:ノートパソコンの電源が入らないときは慌てず順番に対処しよう

ノートパソコンの電源が入らないトラブルは、正しい手順で対処すれば自分で解決できるケースがほとんどです。最後に、この記事のポイントを整理しましょう。

  • まずは症状を正確に把握する:完全無反応、画面のみ真っ暗、ロゴ後フリーズの3パターンに分類する
  • 放電処理は最優先で試す:約3割のトラブルがこれだけで解決する
  • ACアダプターとバッテリーの確認:充電器の故障やバッテリーの劣化は見落としやすい原因
  • メモリの抜き差しやBIOSリセット:中級者向けだが効果は高い
  • セーフモードやスタートアップ修復:Windows側の問題はこれで解決できることが多い
  • 修理費用がパソコン購入価格の50%を超えるなら買い替えを検討する
  • 日頃からのバックアップと適切な環境維持がトラブル予防に最も効果的

パソコンに詳しくない方でも、この記事で紹介した対処法を上から順番に試していけば、多くのケースで問題を解決できるはずです。ただし、自信がない作業は無理をせず、専門家に相談することも大切です。

パソコンのトラブル対応スキルは、IT業界ではもちろん、どの業界で働くうえでも役立つ基本スキルです。こうした知識に興味がある方は、IT関連の他の記事もぜひ参考にしてみてください。

よくある質問(FAQ)

ノートパソコンの電源が入らないとき、最初に何をすべきですか?

まずはACアダプターが正しく接続されているかを確認し、次に放電処理を試してください。放電処理は、ACアダプターとバッテリーを取り外した状態で電源ボタンを15〜30秒間長押しし、5〜10分間放置してから再度電源を入れる方法です。これだけで約3割のトラブルが解決するといわれています。

ノートパソコンの電源ランプは点くのに画面が真っ暗なのはなぜですか?

電源ランプが点灯するのに画面が映らない場合は、液晶ディスプレイの故障、バックライトの故障、メモリの接触不良、GPU(グラフィックチップ)の故障などが考えられます。まずHDMIケーブルなどで外部モニターに接続して画面が映るか確認してください。外部モニターに映れば液晶部分の故障、映らなければ他の部品に原因がある可能性が高いです。

ノートパソコンのバッテリーが膨張しています。そのまま使っても大丈夫ですか?

バッテリーが膨張している場合は、直ちに使用を中止してください。膨張したバッテリーは発火や破裂の危険性があります。ACアダプターも外し、涼しい場所に保管したうえで、できるだけ早くメーカーのサポートセンターや専門の修理業者に相談しましょう。自分でバッテリーを処分する場合は、各自治体のルールに従って適切に廃棄してください。

ノートパソコンの修理費用はどのくらいかかりますか?

修理費用は故障箇所によって大きく異なります。電源ボタンの修理で5,000円〜1万5,000円程度、液晶ディスプレイの交換で1万5,000円〜5万円程度、マザーボードの修理で2万円〜8万円程度が一般的な相場です。修理費用がパソコンの購入価格の50%を超える場合は、新しいパソコンへの買い替えも検討することをおすすめします。

ノートパソコンの電源トラブルを予防する方法はありますか?

主な予防策として、定期的なデータバックアップの実施、適切な使用環境の維持(布団の上で使わない、直射日光を避ける等)、バッテリーの充電を20%〜80%の範囲で管理すること、3〜6ヶ月ごとの通気口の清掃、Windows Update中は必ずACアダプターを接続することなどが挙げられます。日頃からこれらを実践することで、電源トラブルのリスクを大幅に減らせます。

放電処理をしても電源が入らない場合はどうすればいいですか?

放電処理で解決しない場合は、別のACアダプターでの充電、外部モニターへの接続確認、メモリの抜き差し、CMOSバッテリーのリセット、BIOSの初期化などを順番に試してください。それでも解決しない場合は、マザーボードや電源回路の故障が考えられるため、メーカーサポートや専門の修理業者への相談をおすすめします。

電源が入らないノートパソコンからデータを取り出す方法はありますか?

ストレージ(HDD/SSD)自体が故障していなければ、ストレージを取り外して別のパソコンに接続することでデータを取り出せる可能性があります。SATA-USB変換アダプターやM.2 SSD用の外付けケースを使えば、USBで他のパソコンに接続できます。ストレージが故障している場合は、専門のデータ復旧業者に依頼する必要があり、費用は軽度の障害で3万円〜10万円程度が相場です。

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